#レポート
売薬さんが生んだ豊かな文化・産業と未来を学ぶ/体験レポート
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投稿者名
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岡田 紗佳 さん
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受講講座
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売薬さんが生んだ豊かな文化・産業と未来を学ぶ
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レポート
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<講座を通じて学んだこと・感じたこと>
わたしは、この体験で売薬さんたちは、薬作りや売るときにたくさんの工夫をしていることを知りました。
最初の体験で行った金岡邸や売薬資料館などでは、何百種類もの薬やその材料があり、驚きました。金岡邸では主に、たくさんの薬や昔の薬のパッケージなどがあり、貴重な麝香鹿の剥製なども見ることができました。売薬資料館では主に、売薬さんが昔持って行っていたものや、薬作りのための道具を見ることができました。自由時間に、丸薬づくりの工程がわかるビデオを見た後、展示してあった道具を見ると、道具の使い方や凄さがよりわかりました。わたしは、金岡邸でも売薬資料館でも見せてもらった「丸薬製造機」が特にすごいと思いました。今まで、手作業で時間がかかっていた丸薬づくりも、この機械があれば2,3秒で十数個もの丸薬が作れることを教えてもらいました。この機械を使えるようになるには5‐10年ほどの修行がいると聞き、驚いたけれど、池田安兵衛商店で実際に丸薬を丸くする工程を体験してたしかにと実感しました。
2回目の体験で売薬さんが使っていたような薬箱を自分で作れたのが嬉しかったです。実際の薬箱は真っ赤で、目立ちやすいようにしていたことや、薬箱が引き出し式なのは、半年間置いておく間上にものを置いても取り出せるようになど、知らないことを作っている間にたくさん知ることができました。その後に行った池田模範堂などでは、薬に飴を取り入れたり、1つの薬にも色々な使い方があることを教えてもらいました。
最後の大学病院で、私達はまず新しい薬を作る研究室に行きました。そこでは、薬の研究のために沸点を下げる機械や研究のために水素を使っていることを知りました。また、その後に1つ1つは違う薬品でも、合わせると違う匂いになることを知りました。バナナの匂いが特によくわかり、もともとの2つはぜんぜん違う匂いだったので驚きました。
その次は資料館のようなところへ行きました。そこでは、私達が普段目にしている原料や全く知らない原料、薬は知っているけれどその原料は知らない原料など、とても沢山の種類がありました。そこで別の場所で育てられたシナモンの原料となる桂皮の香りを比べてみたら、少しずつ香りが違い、産地や育ち方が違うと味や香りが違うと言われたことが、実際によくわかりました。他にも、薬となる虫や昔の薬棚、動物の剥製などが見られました。
3番目に行った植物園では、約3000種類もの植物を見ることができました。最初に行った時、柿を見せられてどこが薬になるかという問題を出されました。実や種だと考えていたけれど、正解はへたでよく見てみると日常生活の中で薬としてみたことがあったので、身近にあるものも原料を知らないものがたくさんあるんだなと思いました。わたしが特に驚いたのは、とうがんなどは実も種も葉なども捨てるところがないと言われるほどすべてが薬に使われるそうです。説明をしてもらった後、ある葉っぱを食べさせてもらいました。甘いけれどカロリーが控えめで、糖尿病の人などに適しているそうです。彼岸花等の知っている植物も、全然知らない植物も、沢山の種類を知ることができました。
最後に行った研究室では、研究に「ゼブラフィッシュ」という魚を使っているところを見せてもらいました。普通の研究室ではマウスを使うのが一般的らしいけれど、富山大学ではゼブラフィッシュを使っていることを教えてもらいました。研究に使うのは生まれて3,4日めほどの赤ちゃんで、1年ほど立って大きくなったゼブラフィッシュは、毎日餌をやって新しい卵を産ませているそうです。ゼブラフィッシュは11日で孵化するメダカとは違い、2日ほどあれば孵化すると聞き、驚きました。
このように、わたしはこの体験でたくさんのことが学べて、また、たくさんのことに驚きました。普段は知ることのできないことをこの体験で知ることができたので、この経験を活かしていきたいです。また、どんどんいろいろな体験に参加してたくさん知識をつけ、将来人の役に立ちたいです。
<あなたが感じる富山市の魅力について>
富山は山や海などの自然がとても豊かで、その自然で取れる食べ物はとても美味しく、観光地や絶景スポットもたくさんあります。また、富山ならではの文化などの資料館がたくさんあって、観光客に楽しんでもらうという気持ちがとても良くわかります。わたしもこの富山県の魅力について知らないこともたくさんあるので、魅力のたくさんある富山県のことをもっと知りたいです。 -
20年後の
自分へ -
お元気ですか。わたしは今、小学6年生でたくさんのことを学んだり、経験したり、たくさんのイベントに参加したりしています。わたしの体験したイベントはすべて人のためになる仕事についてで、将来わたしは人のためになることをしたいと思っています。なので、20年後のわたしは人のためになる仕事をしていると思います。これからもその仕事でもっと沢山の人の人生を豊かにし、自分の人生も楽しくしていってください。わたしも自分のことを応援しています。これからも楽しく元気に、幸せに生きていってください。
