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売薬さんが生んだ豊かな文化・産業と未来を学ぶ/体験レポート

投稿者名

堀口 七碧 さん

受講講座

売薬さんが生んだ豊かな文化・産業と未来を学ぶ

レポート

<講座を通じて学んだこと・感じたこと>
今回の講座を通じて、富山に古くから伝わる売薬の文化と最新の薬の研究という、まったく違う時代の薬の姿を一度に見ることができ、とても貴重な体験になりました。
昔の人の知恵と工夫、そして現代の驚くべき科学の進化の両方を知ることができ、富山で育まれた「薬の力」に改めて感動しました。
特に印象に残ったことが三つあります。
1つ目は手作業で薬を作る工夫(池田屋安兵衛商店)です。昔の薬の製造方法を見学して、その手作業のすごさに一番驚きました。長細く練った薬を、木枠の中で転がすだけで、小さな「正露丸」のような丸い粒に次々と変わっていく様子は、まさに職人さんの魔法のようでした。機械がない時代に、一つ一つを正確に、手間をかけて作っていた昔の人の知恵と工夫に感動しました。
2つめは小さな魚が新薬開発の主役になっていることです。(医薬イノベーションセンター)
富山大学の研究施設では、薬の効果を調べるために、最近「ゼブラフィッシュ」という小さな魚を使っていると聞いてびっくりしました。
以前はマウスやラットを使っていたそうですが、今はゼブラフィッシュが、新しい薬の効き目を調べるために大活躍しているそうです。この魚を使うことで、病気の研究や新薬の開発が進められていると知りとても驚きました。
3つ目は同じく富山大学の民族薬物資料館です。
民族薬物資料館では、アニメ『薬屋のひとりごと』に出てきた冬虫夏草や牛黄、熊胆といった生薬を実際に見ることができて感動しました。
この講座を受けて、富山の薬の文化の過去、現在、未来を学ぶことができて、薬が私たちの生活や健康に欠かせないものだと改めて感じました。これからも富山から生まれる薬と、その研究に注目していきたいです。

<あなたが感じる富山市の魅力について>
私の思う富山市の一番の魅力は、海と山がとても近いことです。
立山連峰から流れる水が、富山湾まで一気にたどり着くおかげで、街のすぐそばには豊かな自然があふれています。そのおかげで、富山ではおいしいものがたくさんとれます。
次にやっぱり薬が有名です。昔、全国を回り歩いて家庭に薬を置いていく富山の売薬さんが始めた伝統が、今も富山の文化として残っています。今では私たちが見学した富山大学や研究施設で、最新の技術を使った薬の研究が行われているのも魅力だと思います。

20年後の
自分へ

20年後の私へ
もうあなたは31歳ですね。
疑問を大切に、進みたい道を選べていますか?自分が本当にやりたいと思った仕事に就けていますか?身近なことに疑問を持って立ち止まる時間を大切にしてください。なぜ?どうして?と考えることが、新しい発見につながります。
11歳の私も目の前の事を頑張っています。自分を信じて未来を切り開いていってください。
あなたなら大丈夫!